川鶴酒造、川人裕一郎社長にインタビュー

こんにちは、お酒のタニーズ専務の中川です。

先日、地元観音寺の酒蔵の川鶴酒造社長とお話しする機会をいただき、お話を聞いて来ました。日本酒への思い、そして地元への思いなどを熱く1時間ほど語ってくれた川人裕一郎社長。その模様を簡単にまとめてみました。

そして、6月24日にある酒米の田植えの事も聞いてみましたよー(田植えの詳細はインタビュー後に書いています)

ではどうぞー!!

 

川鶴酒造、そして川人裕一郎社長の思いを聞きました

中川(以下、中):川鶴酒造さんは創業どのくらいでしょうか?

川人社長(以下、川) 今から127年前の明治24年(1891年)に初代である川人清作(せいぞう)がこの観音寺で酒作りを始めました。実は元々は徳島県の祖谷の方で藍染業をしていたんです。藍染は藍甕(あいがめ)の中で灰汁(あく)やフスマ、石灰、酒などと共に発酵させ、その液の中で何度も染め重ねるという技法。藍染も発酵の技法を使うという共通な部分と財田川には豊富で清らかな水があるという事から現在ある場所に移り、酒作りしだしたんです。

中:川鶴酒造さんの裏には財田川が流れていますもんね。藍染も発酵させてるのは知りませんでした。

川:でしょう?昔、藍染をされていた酒蔵さんは結構あるんですよー。で、僕で6代目になるんですが、こちらに帰ってきた時にいろんな内部改革を始めました。簡単な事で言うと「造り」と「営業」をしっかり分けるとかですね。この部分を話すとこれだけで何時間も掛かるんで(笑)

中:ですよね(笑)今度ある田植えもそのひとつなんですね!

川:その通りです!この田植えは僕が帰って来た1997年から約2年後から始めました。ですので、もう20年以上になります。「酒作りは米作り」だと思っています。酒作りをしているのにお米の事を知らないのではいけない。僕達川鶴も意識改革しなくてはいけないと思い始めた部分でもあります。そして、米、気候、風土、水、そして人が揃う事で本当の地酒になるのだと思い、今日に至ります。

中:確かにこのような部分って大切ですよね!美味しくて当たり前の時代にしっかりとしたビジョンや想いがあるのは個人的に大切だと思っています。

川:ありがとう!!大事だねー!これからもこの部分はしっかりと継続させていきたいと思っています!

中:はい!それでこの田植えですが、どのような方達に来てほしいですか?

川:僕達が来て欲しいのはお酒に興味がある方はもちろん、お酒を扱う酒屋さんや飲食店さんに来て欲しいです!そして地元の皆さんや子供達にも!!まず酒屋さんや飲食店さんに来て欲しい理由はお酒に対しての意識共有をしたい!僕達川鶴酒造がどんな蔵なのか?どのような思いで造っているのか?そんな部分を少しでもこの企画で伝わればと思っています。そして地元の方には自分たちが植えた米を使ってお酒が出来る楽しみを。子供達には泥んこになったり、土の感触など自然を感じて欲しいと思っています。僕達日本人が昔から大切にしているお米作りを肌で感じて欲しいと思っています。

中:いろんな方に来て欲しいですね!僕も参加させてもらうんですがとっても楽しみです!でも最近「酒離れ」というキーワードをよく耳にします。酒屋の僕も酒離れ、そして日本酒は特に感じます。その部分はどう感じてますか?

 

川:中川専務は40歳くらいですよね?実はその年代くらいの人は1番日本酒を飲まないんです。それはなぜか?その時の日本酒の提供の仕方です。多分ですがノリで一気したり、罰ゲーム感覚で大量に飲んでいたのではないかと思うんです。それで辛くて嫌な経験したことをありませんか?

中:はい。自覚ありです(笑)

川:でしょ?(笑)やはりそういう飲み方をすると日本酒に対してのイメージがかなり悪いと思うんです。日本酒は悪酔するとか、体に悪いとか。でもね、実は今の若い世代の人って日本酒が好きなんです。美味しいお酒が揃っているというのもあるんですがそれ以上にいい飲み方をしている。お酒と料理のペアリングを楽しんだり、いろんなお酒を飲んでSNSに投稿したりと。この差はなぜか?それは、ちゃんとお酒の飲み方や良さを伝えていなかった僕達の責任でもあると思うんです。お酒は楽しむものなのに無理やり飲ましたりしていた。そりゃ日本酒も嫌いになりますよね。これからお酒を扱う酒販店さんと共にお酒全体のイメージを変えていかなくてはいけないと思っています。

中:はい!僕もまずはできることから一緒にやっていきたいです!では最後の質問になります。川鶴酒造さんがこれからやっていきたい事、そしてビジョンなどはありますか?

川:はい!もちろんあります。僕はこの川鶴酒造が好きです。でもね、これから「継承して行く事と変えて行く事」があると思うんです。まず、継承して行く事の一つとしてあるのが普通酒(上撰)です。僕の考えは普通酒こそ、その蔵の味だと思うんです。それを先代から引き継いで来た。苦しかった時期もこのお酒の味を守って来た。その思いや味を現在まで引き継ぎ川鶴のお酒に携わって来た皆さんには感謝しかありません。だから僕はこれを次世代へ引き継ぎたいと強く思っています。
そして変えて行く事。言葉を悪くしたら、ぶっ壊していかなくていけないことでもあります。例えば、技術などは昔は門外不出。他の蔵との情報供給なんてあり得なかった。でも今違うし、それをやっていかなくていけない。そして日本酒から派生した新しいお酒への挑戦です。現在、うちには「讃岐くらうでぃ」や「炙りいりこ酒」などがあります。こういった発想の転換で生まれた商品は今まで無かった。これからもまだまだ挑戦していきたいし、やっていかなくてダメだとも思っています。

そして最もやらなくていけない事は観音寺への恩返しです。僕は川鶴酒造を通じて香川県、そして観音寺を全国のみなさんに知って欲しいと思っています!よく出張に行くのもその部分が強いです。それに蔵は農業をはじめとする地場産業の発展にもなります。農業が元気になれば街が元気になっていく!その為には地酒蔵は存在すると言っても過言ではありません。民間企業、農業の発展が必ず観音寺が良くする。この部分もこれからしっかり努力し発信していきたいです!

丁寧にそして熱く語ってくれる川人社長

中:伝承して行く「感謝」と変えて行く「進化」。とても共感します!この2つの融合が川鶴酒造だけではなく、自分が住む街の未来への伝承になるんですね!!川人社長の熱い気持ちが強く伝わって来ました!!本日は長いお時間ありがとうございました!!

川:ありがとうございました!!

 

 

 

6月24日に田植え開催

この対談でも言われていた酒米の田植えがあります。飲食店さん、会社のグループ、友達、家族、もちろん1人でも!是非ご参加ください!!

実施日:平成30年6月24日(日) 9時集合

9時10分〜11時30分 田植え(田植え参加のみは無料)

12時〜14時30分 昼食・懇親会(希望者のみ)
*懇親会参加の方は大人2000円、小学生〜18歳1000円、幼児は無料

応募人数100名

締め切りは6月18日(月)ですが、このブログを読まれた方はまだ大丈夫です(笑)ギリギリまでお待ちしています!

お問い合わせ 川鶴酒造株式会社 0875−25−0001

 

みんなで田植えしましょう!!

 

今日は以上です。ではまたまたーーー。

プロフィール

中川 浩行
中川 浩行
香川県観音寺市の酒屋「タニーズ」の専務 中川です。お酒の配送や飲食店さまのメニュー提案、お酒の販促、そして何よりお酒で繋がる笑顔のサポートをしています。Facebook、Twitter、Instagram、ブログも日々発信。趣味はゴルフ、お酒を飲むこと。好きな球団は広島カープです。エクスマ塾84期 マックスブログ塾10期