僕の憧れの職業は目の前の日常
小さい頃から目の前にあった日常が仕事になった僕
こんばんは、お酒のタニーズ専務の中川です。
「将来なりたい職業は?」小学校の卒業文集の時に書いた夢はプロ野球選手。プロ野球選手を目指した方も多いと思いますが僕もそんな1人。ただこの夢はすぐに途絶えます。それはなぜか?怪我とかではありません。中学校の時にバレー部に入ったから。中一で挫折っす。
中学校から高校までそのバレーを一生懸命したものの、ジャンプ力はフツーで身長172センチの日本人平均身長の僕に特に光るように物はなく気づくと高校も卒業。元々バレーで高校進学していた為専門的に習っていた授業には興味が無く、とりあえずに進学という形に逃げるというよくあるパターン。そんな感じで行った大学はもちろん続く訳はなく、2年で中退し香川に帰郷。一応高校、大学で勉強していたので建設業に就職したが元々興味がないので1年ほどで辞めました。
その後は、自動車整備士、居酒屋、運送会社などなど色々な仕事をした20台前半。相変わらずなんの取り柄もないフワッとした人生。その中でも僕の中で好きだった仕事が配送の仕事。3年ほどトラックの運ちゃんをしていました。運転は好きだし、自分の段取り(仕事のやり方)で早く終わったり時間を作ることができる仕事はとても性に合っていました。特に好きだったのが配達先でいろんな方とのお話。この仕事をしないと絶対にお会いできないような地域の方と話ができるなんてとても貴重な経験で面白かったです!特にめんどいおっさんがいる荷卸し場では最終的に気に入ってもらって誰よりも手厚い対応なんてしてもらってましたね(笑)
そん時に思った事が「この仕事なら一生やっていけるな」となんとなく思っていました。でもなんか物足らないなーとも感じていた。そんな時に叔父であるタニーズの社長に「そろそろ」と言われ会社に戻ることに。戻る時も実際は「ヨッシャー!やってやんぞーー!!」なんて全く無く、同じ配送業だからというくらいの感じでした。今思うとふわりとした感じで戻ってきたと思います(笑)
タニーズに戻ってきて思った夢の仕事
実はこのタニーズに戻ってくるのに一番反対していたのは両親。大学をやめて戻って来た時もそのまま就職しても良かったのですが「絶対にダメ!」とうちの社長に言っていたそうです。
理由は2つで「自分達と同じ人生では無く、もっと違った人生を歩んで欲しい」それと「仕事への甘え」です。今になるとその判断を下してくれた両親には感謝ですね!すぐに戻っていたら何も知らないクソヤローだったと思います(笑)
それから数年が経ち、社長がそろそろという事で仕方なく了承したのだと思う。両親がいる職場って想像できます?家に帰っても仕事場でも親がいるこの感じは独特です(笑)こんなに一緒にいるのは小学生以来ではないかと思うくらいで当時中々慣れず、とても恥ずかしかったのが正直な感想です。それに親父の事は「専務」と呼ばなくてはいけないですしね。自営業者あるあるです。
でも仕事自体は楽しかったです。先ほども言ったように配送業は大好きな業務ってのもあったんですが、とにかくシックリきた。そらそうだと思ったのが僕はこの仕事の英才教育を勝手に受けてたんですから(笑)
英才教育って聞くと親が塾や習い事を小さい時から通わせて、その道のプロを目指す感じのやつがすぐに浮かんで来ますがそれです。
朝9時から夕方19時までで、休みは日曜日のみ。祭日は仕事はもちろんゴールデンウィークも無い。ネクタイでは無く前掛けで車といえば軽トラ。お盆や年末は親が忙しくて、ばあちゃんの家でご飯は当たり前。小さい頃からそのリズムで育った僕は自然と英才教育を受けてたのかもしれません。
それにその仕事ぶりを見ていたのは良かった。父親が働いているとこを見たことある人は少ないのでは無いでしょうか?僕の場合は夏休みなど軽トラの横に乗り込み、働いている姿を見て来た。重いビール瓶も持ち上げて軽トラに積み込み、汗だくで配達している姿がカッコよくて憧れたものです。
英才教育のような幼少期があった僕はこの仕事こそが自分のやりたかった仕事なのではなかったのかとタニーズに入って気づくというアホさ。夢が叶ったといえば叶っているのかもしれませんね!
夢が叶ったからといって満足していてはいけない
この仕事は僕の夢の仕事であったと後から気づいた僕。でもなったから終わりではいけないです。プロ野球選手も夢が叶って選手になったはいいものの戦力外になる人がたくさんいるのと同じで、今している仕事も明日なんて誰も保証してくれるわけでは無いんです。
今まで小さな頃から見て来たこの会社はじいちゃんやばあちゃん、たくさんのスタッフが一生懸命働いて引き継いで来てくれたものです。その思いはしっかり受け継ぎながらも、これから新しい事にはどんどん挑戦していく。
そして仕事って楽しんだという事を自分達の子供たちに教えて行きたいし、自分のように憧れてくれる仕事になってもらえればと思っています!その為にはまだまだやらんとね!!父ちゃん頑張るでーーー!!楽しみながらもっともっと頑張るでーーー!!
今後ともタニーズをよろしくお願いします(笑)
今日は以上です!ではまたまたーーーーー。
プロフィール

- 香川県観音寺市の酒屋「タニーズ」の専務 中川です。「その先の笑顔の為に」を理念に飲食店さんを全力サポート!もちろん一般小売・全国発送もしています。広島カープ、ゴルフ、お酒を飲むことが好き。そして何より仕事も趣味も仲間とワイワイ楽しむのが1番好きです!ビアテイスター、ビール検定2級
最新の投稿
お酒のこと2021.09.20ビールとクラフトビール
自分が思うこと2021.06.04時短営業から生まれた感謝と絆
自分が思うこと2021.05.24向かい風を進んで行く者と立ち止まっている者
自分が思うこと2021.04.28ビールを「作る」と「造る」