GEEK IS COOL!!〜マニアはカッコイイ!!〜

飲食業のこれからはどれくらい尖れるかがキーワードかもしれない

こんばんは、お酒のタニーズ専務の中川です。

少し書くのが遅くなりましたが先週東京を中心に出張に行ってきて感じた事を簡単にご報告。今回は醸造所や工場、タップルーム、ビアバー、角打ち、居酒屋、横丁など前々から気になっていたところを時間が許す限り、お邪魔させてもらいました。

「わざわざ東京まで行って意味あんの?」って声も上がりそうですが本人は至って真面目でお客さんに飲食店さんが多い僕は現在のトレンド、提供の仕方、店舗、クラフトマンの思いなどを伝えるにはインターネットやSNSだけではやはりダメで、その場に行って現場を感じて伝えたいと思っています。
それでも「出張行って飲んで仕事って言えていいねー」と言われる方はお酒関係の仕事をオススメします!是非お待ちしています(笑)

 

少し話が逸れましたので戻しますね。今回、出張で感じたのが集客しているお店、あるいは人気のある醸造所などは少し尖っているなと感じました。尖っていると言うのは「悪い」とか「近寄りがたい」と言うイメージですが、そうではなく「自分達の好きな事や物がある」といった方が近いでしょうか?それも中途半端な好きではなく、好き過ぎて突き詰めているといった感じです。

ビールに向かうクラフトマンはカッコイイ!

もちろんですが尖っているだけではダメです。当たり前のことは当たり前にしていなくてはいけません。
仕込み、料理の器、盛り付け、提供の仕方、清掃、接客、店内の設営などはもう良くて当たり前でそれにプラスという事です。車を購入する時に「フル装備」って書いてあるのと同じ域ですね!中々、エアコンやパワステ、パワーウインドウが付いてるとか気にして車買わないですもんね(笑)

基本的な事を毎日毎日反復することによって出来上がった「当たり前」にプラスで尖ったもの(好きなモノやコト)

これをしっかり併せ持つ事によって独自の色や雰囲気が出て「お店の売り」になって行くのだと思います。ただ気を付けなくていけないのが「値段」で他と差別する事です。値段を下げると言うことは一見、独自の価値のように見えますが1円でも潜られると価値が無くなります。値下げのスパイラルは確実に破滅の道に繋がるので、飲食店さんがお客さんに最高のパフォーマンスができる適正な値段をつけてもらえればと思います。

尖ったものは好きな事や物です。必ず独自性が出る。
自動車業界で超一流企業のトヨタ自動車もスポーツカーである、86やスープラを復活させました。エコの時代にハッキリ言ってスポーツカーは時代の逆行かもしれないし、やはり主力はプリウスやアクアのようなハイブリッドカーかもしれません。それでも「スポーツカーが好き」と言う独自の価値を持っているトヨタはやはりすごいなと思います。

今回行ったスプリングバレーブルワリーもそうです。ビールの消費量が落ちている昨今、キリンビールはクラフトビールの手がけるためにスプリングバレーを復活させました。クラフトビールは普段僕達が飲むビールより大量生産が出来ない為、値段が高くなります。ただそこにはブルワリーやクラフトマンのビールへの想いや好きがあります。
僕個人の見解にはなりますが、クラフトビールはビールの安売り合戦の負のスパイラルを終わらせてビールの本当の価値に気づくキッカケになるのではないかと期待しています。

 

車もビールも飲食店も独自の「好き」を見出し、価値に変えて行く。好きは突き詰めていけばマニアと言われるかもしれせんが、そのマニアが市場を動かす。尖っているに人達を「GEEK」とするのなら

「GEEK IS COOL」

マニアくらい好きを突き詰めて尖った方がカッコイイ!!
これからそんな店が増えればいいと思うし、増えなくてはいけないのかなと思います。

GEEK IS COOL

 

 

今日は以上です。ではまたまたーーー。

 

 

 

 

プロフィール

中川 浩行
中川 浩行
香川県観音寺市の酒屋「タニーズ」の専務 中川です。「その先の笑顔の為に」を理念に飲食店さんを全力サポート!もちろん一般小売・全国発送もしています。広島カープ、ゴルフ、お酒を飲むことが好き。そして何より仕事も趣味も仲間とワイワイ楽しむのが1番好きです!ビアテイスター、ビール検定2級