果たしてその商品は本当に売りたいのか?数字よりもっと大事なモノがあるのでは

自分が同じ立場だったらどうしただろうと考える

こんばんは、お酒のタニーズ専務の中川です。先日、商品の案内して頂いた時に疑問に思った事がありました。もちろん僕も勤めに行ってた時には経験した事があります。だから会社勤めの営業マンはこの状態で悩み、ストレスになっているかも知れません。
それは営業する者にとっての「売り込み」「ノルマ」です。まず最初に言っておきますが個人的に売り込みやノルマが悪いとは思っていません。経営者だろうが営業マンだろうが数字を出していかないと会社の経営や自分の給料にも響いてくるので商品をお客様に売っていかないと商売になら無いですから。

ただそこで間違えてはいけない事はその商品が本当に売りたいものなのか?という事です。自分自身が本当に気に入って、お客さまに勧めたいのであればドンドン営業をかけるべきだと思います。しかしながら会社や店としての数字や件数のノルマの為に上から取ってこいと言われ、特に売りたくも無いのにお客さまに勧めるとなれば話は別になってきます。

「まだそんなことあるの?」なんて言われそうですが、やはり現場で働いている営業マンはそれが多いのでは無いかと思います。先日会社に仲のいい営業マンがパンフレットを持ってきた勧めてきた商品がありました。商品自体はいわゆるよくある商品で値段も若干高め。普通なら興味を示さないですが、よく知っている営業マンなんで話だけ聞く事に。しかしその営業マンが最初に言った事は「この社員コードを入力して〇〇日までに注文して欲しい!そうしないと数字にならないから困っている」との事。ハッキリ言って「ん?」となったのが正直な所。商品自体を本当に売りたかったのかも知れないが残念ながら僕にはそう感じなかったんです。もちろん、最後はよくある付き合いという事で購入しましたが、この会社自体がそれ狙いなのであれば今後購入者も減ると思いますし、信用も無くなるのでは無いと思ってしまいました。

まさに「売り込み」と「ノルマ」の悪い部分が出たのでは無いかと思います。だから僕は同じ事はやりたくないし、やらない。この会社だったらダメ営業です(笑)

 

飲んでもらいたいお酒をお客さまに届けれるように

売り込みとノルマは悪いことでは無いですが、商品への思いも無くお勧めでも無い商品を勧める事は間違いなく嫌がられます。それよりその時は売れずにノルマも達成しないかもしれませんが、常にお客さま本位でお酒を勧めたり、考える事で必ず売り上げや達成度は返ってくると信じています。
そしてお客さんが「これ飲みたい!」とか「これが欲しい!」という商品にもできるだけ力になる事が酒屋の仕事だと思います。たまに専門的な酒屋の中で少し上からお客さまに説明するお店を見かけますが僕はそれは違うと思う。僕らの売りたい商品が決して相手の欲しい商品とも限らないわけです。

オススメするお酒、お客様が欲しいお酒、ご来店されたり相談に来るお客さまは好みも様々なわけです。僕はお酒が主役でなく、その場も盛り上げたり笑顔にするツールの1つだと思っています。それを忘れず、自分本位ではなくお客さま本位でお酒を勧めていけるようにこれからも努力していければなと思います。

 

今日は以上です。ではまたまたーーー

 

プロフィール

中川 浩行
中川 浩行
香川県観音寺市の酒屋「タニーズ」の専務 中川です。「その先の笑顔の為に」を理念に飲食店さんを全力サポート!もちろん一般小売・全国発送もしています。広島カープ、ゴルフ、お酒を飲むことが好き。そして何より仕事も趣味も仲間とワイワイ楽しむのが1番好きです!ビアテイスター、ビール検定2級